マーブルモーフィングは、ParaFla!用ベクター画像であるpdrファイルに、何種類かの効果を与えるために、モーフィング先となるpdrファイルを作成するツールである。
使用するpdrファイルは、ParaDraw ver0.2以降で作成される「PDR020形式pdrファイル」か、ParaDraw ver0.3以降で作成される「PDR030形式pdrファイル」でなければならない。(ver1.2)
(PDR030形式pdrファイルを使用した場合、自動的にPDR020形式に変換される。その際、拡張グラデーションの要素が失われるので、使用しないこと)
大別して、以下の3つの機能がある。
マーブルモーフィング機能:通常、2つのpdrファイルをモーフィングさせためには、いくつかの共通点が必要になるが、それを無理矢理修正し、2つのpdrファイルがモーフィング出来るように修正する。
スプリット機能:あるpdrファイルが、パス毎にバラバラに散ってゆく効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。
シェイク機能:あるpdrファイルが、震えるような効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。
上2つの枠は、pdrファイルのファイル名を入力する欄である。
手書きでも、参照ボタンを押して選択しても構わない。
[保存ファイル名を自分で決める]にチェックを入れると、必要毎にファイル保存ダイアログが出る。
チェックを入れない場合は、例えば変換元pdrが「black.pdr」である場合、「black_001.pdr」「black_002.pdr」「black_003.pdr」…というように、重複しないファイル名の連番が自動的につけられる。
線と塗りが両方使われているpdrを使うと、様々な場合に、モーフィング中に絵が乱れる。
[線を全て無効化]にチェックを入れる事で、線の要素を自動的に全て無効にするが、ParaDrawの「線を塗りに変換」などで、あらかじめ線を使っていないpdrを使用することを推奨する。
[線を無効化したpdr(1)を作成]を押すと、線の要素を無効にしただけのpdrを作成する。
3ドットの効果
シェイク機能は、あるpdrファイルが、震えるような効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。
実際に使用する際は、pdr(1)からpdr(1+)を作成し、互いにモーフィング定義し、pdr(1)→pdr(1+)→pdr(1)…の順で短く連続して表示する。
横(X)、縦(Y)、それぞれの最大ブレ幅を指定する。
単位はドットであり、例えば3であれば、各アンカーの座標が(-3~+3)の範囲でランダムに修正される。
Xが0であれば、縦方向にのみ震えるようになる。
・マーブルモーフィング機能において、pdrの組み合わせによっては(主に線と塗りを両方使っていると)、モーフィングは出来るが信じられないくらい絵が乱れる。全く原因不明。その組み合わせで使う事は諦めて。
・マーブルモーフィング機能に適しているpdrとは、線だけ、または塗りだけで構成され、グラデーションが1種類しか使っていないpdrである。
他の機能については殆どの場合、気にしなくて良い。
・ParaFlaの「最後の1回ぶんの変化が行われない」仕様により、モーフィングが終わった状態の絵が期待通りにならない場合が多い。気になるのであれば、モーフィングが終わったら本来表示されるべき絵を表示すること。
08/7/31
ver 1.2PDR030形式を読むとPDR020形式に変換される事でPDR030形式に対応
11/13
ver 1.1PDR020形式専用に修正/スプリット機能に「外周線上から現れる」オプション追加 7/23
ver 1.02スプリット機能に不透明度設定を実装/他微修正 7/22
ver 1.01出力ファイル名の決定ルール変更/他微修正
05/7/21
ver 1.00初版
マーブルモーフィングはフリーウェアであり、利用についての制限はない。
作者であるD4Uはこのソフトについて一切の責任を持たないが、何かあったらゲストブックかParaFlaスレッドへ。
二次配布および邪悪な二次利用をとりあえず禁ずる。