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pdrファイルユーティリティ
マーブルモーフィング
08/7/31 ver 1.2

ver 1.2 ダウンロード(mabmo_120.lzh 124k) ←ParaDraw ver0.2以降(PDR020/PDR030フォーマット)用
ver 1.02 ダウンロード(mabmo_102.lzh 91k) ←ParaDraw ver0.1台(PDR010フォーマット)用 特にこちらを使う必要はない

動作環境→たぶんWindows98以降
実行方法→mabmo.exeを実行
hspda.dllは必要なので同じ所に置いておくこと。

マーブルモーフィングは、ParaFla!用ベクター画像であるpdrファイルに、何種類かの効果を与えるために、モーフィング先となるpdrファイルを作成するツールである。

使用するpdrファイルは、ParaDraw ver0.2以降で作成される「PDR020形式pdrファイル」か、ParaDraw ver0.3以降で作成される「PDR030形式pdrファイル」でなければならない。(ver1.2)
(PDR030形式pdrファイルを使用した場合、自動的にPDR020形式に変換される。その際、拡張グラデーションの要素が失われるので、使用しないこと)

大別して、以下の3つの機能がある。
マーブルモーフィング機能:通常、2つのpdrファイルをモーフィングさせためには、いくつかの共通点が必要になるが、それを無理矢理修正し、2つのpdrファイルがモーフィング出来るように修正する。
スプリット機能:あるpdrファイルが、パス毎にバラバラに散ってゆく効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。
シェイク機能:あるpdrファイルが、震えるような効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。

メイン画面。


ヘルプ画面。




画面上部説明


上2つの枠は、pdrファイルのファイル名を入力する欄である。
手書きでも、参照ボタンを押して選択しても構わない。

[保存ファイル名を自分で決める]にチェックを入れると、必要毎にファイル保存ダイアログが出る。
チェックを入れない場合は、例えば変換元pdrが「black.pdr」である場合、「black_001.pdr」「black_002.pdr」「black_003.pdr」…というように、重複しないファイル名の連番が自動的につけられる。

線と塗りが両方使われているpdrを使うと、様々な場合に、モーフィング中に絵が乱れる。
[線を全て無効化]にチェックを入れる事で、線の要素を自動的に全て無効にするが、ParaDrawの「線を塗りに変換」などで、あらかじめ線を使っていないpdrを使用することを推奨する。

[線を無効化したpdr(1)を作成]を押すと、線の要素を無効にしただけのpdrを作成する。

マーブルモーフィング機能

マーブルモーフィング機能は、2つのpdrファイルを無理矢理モーフィングさせるように修正したpdrファイルを作成する。


pdr(1)とpdr(2)を指定して実行すると、pdr(1+)とpdr(2+)が作成される。実際に使う場合は、pdr(1+)とpdr(2+)だけを使用し、互いにモーフィング定義する。

モーフィング出来ないパスは、「縮小、透明化しながら基準座標に移動」し、消える。また、同じルールで現れる。
この基準座標をキャンバスのサイズ基準で、画面中央にするか、パスごとにバラバラにするかを指定する。

A→B→Cの順にモーフィングさせたい場合、A&B,A&Cの組み合わせでマーブルモーフィングを使用しても、B→Cへのモーフィングが出来ない(場合が多い)。
A&BでA1とB1を作成、B&CでB2とC2を作成した上で、A1→B1,B2→C2とモーフィング定義し、A1,B2の順に表示する。残りはモーフィングの被ターゲットとしてしか使わない。

内部的な話:
各パスを順に調べ、「パスの開閉」「塗りの種類」が同じであった場合、アンカー数を調整して、そのパスをモーフィング可能にする。
同じでなかった場合は、互いにそのパスと同じ内容を相手にコピーする。この時、モーフィング先の基準座標を先に設定した通りにし、不透明度を0にする。
パスの数に差がある場合も、足りない分は同じように補完する。

スプリット機能
不透明度を0にした場合
不透明度を100にした場合

スプリット機能は、あるpdrファイルが、パス毎にバラバラに散ってゆく効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。


実際に使用する際は、pdr(1)からpdr(1+)を作成し、モーフィング定義する。
pdr(1)→pdr(1+)の順でモーフィングさせると散って消える効果、逆であれば、バラバラな場所から集まるような効果になる。

パス毎に「縮小しながら、ランダムな基準座標に向かって移動」する。
この時、目標となる不透明度を指定する事で、移動中に透明化したり、させなかったり出来る。

「外周線上から現れるように」にチェックを入れると、現れる座標は、画面を囲む4本の直線上のランダムになる。


少し凝ったサンプル。モーフィング表示させる時に回転・拡縮・加速を使う事で色々な効果を出せる。
文字だけのpdrは、パスが互いに重なっていない為に、スプリットによく合う。
散る時に小さくなっていないのは、それ以上の速度で拡大しているから。

シェイク機能
3ドットの効果

シェイク機能は、あるpdrファイルが、震えるような効果を作るために、モーフィング先となるpdrファイルを作成する。


実際に使用する際は、pdr(1)からpdr(1+)を作成し、互いにモーフィング定義し、pdr(1)→pdr(1+)→pdr(1)…の順で短く連続して表示する。

横(X)、縦(Y)、それぞれの最大ブレ幅を指定する。
単位はドットであり、例えば3であれば、各アンカーの座標が(-3~+3)の範囲でランダムに修正される。
Xが0であれば、縦方向にのみ震えるようになる。

その他留意点
・マーブルモーフィング機能において、pdrの組み合わせによっては(主に線と塗りを両方使っていると)、モーフィングは出来るが信じられないくらい絵が乱れる。全く原因不明。その組み合わせで使う事は諦めて。

・マーブルモーフィング機能に適しているpdrとは、線だけ、または塗りだけで構成され、グラデーションが1種類しか使っていないpdrである。
 他の機能については殆どの場合、気にしなくて良い。

・ParaFlaの「最後の1回ぶんの変化が行われない」仕様により、モーフィングが終わった状態の絵が期待通りにならない場合が多い。気になるのであれば、モーフィングが終わったら本来表示されるべき絵を表示すること。

更新履歴
08/7/31
ver 1.2
PDR030形式を読むとPDR020形式に変換される事でPDR030形式に対応
11/13
ver 1.1
PDR020形式専用に修正/スプリット機能に「外周線上から現れる」オプション追加
7/23
ver 1.02
スプリット機能に不透明度設定を実装/他微修正
7/22
ver 1.01
出力ファイル名の決定ルール変更/他微修正
05/7/21
ver 1.00
初版

マーブルモーフィングはフリーウェアであり、利用についての制限はない。
作者であるD4Uはこのソフトについて一切の責任を持たないが、何かあったらゲストブックかParaFlaスレッドへ。
二次配布および邪悪な二次利用をとりあえず禁ずる。