ホワイト変換者(通称ほわこん)は、640x480以内のbmpファイルを、1ドットを20x20twip(1x1ドット)の塗り潰した正方形に見たて、ParaFla用ベクター画像ファイルであるpdrファイルに変換するツールである。
詳しい使い方はヘルプ参照。
ver 1.45より、複数ファイルの一括変換が出来るようになった。
同じディレクトリ(フォルダ)の中にあるBMPファイル全てをまとめて変換出来る。
詳しくは[複数ファイル実行]ボタンを押すこと。
意図された用途
・どんなに重くなったとしても元の画像を完璧に表示したい時
・透過する画像ファイルのアンチエイリアスやジャギーを無くしたい時
・swf分解ツールで抽出されない一枚絵を用意したい時
留意事項
・パス数の多いpdrファイルをParaFla,ParaDrawで読み込むと動作が遅くなる。フリーズする可能性すらある。パス1000を超えたら自己責任で。
・生成されたswfファイルの再生では特に影響は無いようである。
・フルカラー以外のbmpも扱えるが、何らかの方法で減色したbmpは不推奨。通常の減色の目的が、このツールのアルゴリズムに全く合わない。
・グラデーションは天敵。パス数が爆発するので全く推奨しない。どうしても使う場合は減色レベルを上げること。
通常は、このように1ドットの角にアンカーが置かれ、それを繋いでパスにしている。
この機能を使うと、このように4辺の中心にのみアンカーが置かれ、それを繋いでパスにする。
明らかに真っ直ぐな部分以外はほとんどが斜めの線になる。
なお、3色以上が接している部分では隙間が出来るので、あまりゴチャゴチャしたbmpでは隙間だらけになる。
AとBの色は同じである。
このように、4方向検索では完全に隔たれ、ただし8方向検索では侵入可能な形状の、ドーナツ状のパス(ここでは黒い丸)がある場合…
作成されたpdrでは、このように内側の水色のパスが作成されない。
これを回避するためには、AとBの色を違うようにするか…
(RGBが1でも違っていれば良いが、減色した結果同じになっては意味がない)
4方向検索で通れる隙間を空けておけばよい。
なお、8方向検索は、パスを(少しは)減らす以外の意味はないので、
その少しの差が死活問題であったり、変換後のpdrをparadrawでいじり倒す予定があったりしない場合は、8方向検索を使わないほうが、変換したpdrが信頼できる。
8方向検索を使わない場合は、元の画像と変換したpdrは全く同じである。
更新履歴
09/7/18
ver 1.45複数ファイルの一括処理機能追加/「640x480以内」の制限がなくなった 07/3/14
ver 1.44HSP3へ移植/出力をPDR030形式に/「n倍に拡大する」機能追加 10/2
ver 1.43↓がまだ直ってなかった事の修正(たぶん)
10/2
ver 1.42ファイル名によっては、実行時に「bmpファイルが見つかりません」のエラーが出る事の修正(たぶん)
5/18
ver 1.41オプション「同じ色をグループ化」追加/他微修正
5/8
ver 1.4オプション「7/9融合」追加(何とかならんかったのかそのネーミングは)/画像調整テスト実装/他微修正
4/29
ver 1.31「パス3000まで」「1つのパスでアンカー1500まで」の制限の撤廃
4/28
ver 1.3作成したpdrをparadrawで読み込み、パスをグラデーション化してから制御点に触ると「0で除算エラー」が出る事の修正/1つのパスでアンカーが1500を超えた場合変換出来ないように/他微修正
4/27
ver 1.2オプション「8方向検索」「単位線の中心のアンカーを採用する」を追加/GUI作り直し/他微修正
4/25
ver 1.1「フルカラー以外不可」という制限の撤廃(とゆーかそんな制限そもそも無かったらしいよブラック!?)/出力ファイル名のチェックを厳密にした/減色レベルの幅を2~128に/他微修正
05/4/24
ver 1.0初版
ホワイト変換者はフリーウェアであり、利用についての制限はない。
作者であるD4Uはこのソフトについて一切の責任を持たないが、何かあったらゲストブックへ。
二次配布および邪悪な二次利用をとりあえず禁ずる。