区間移動(方向5と6)は、あらかじめ「出現座標」を指定しておき、そこから最終座標までまっすぐに進む形式である。
区間拡大移動(5)では、出現した時に0倍の大きさ(見えない)、最終座標に来た時にちょうど1倍の大きさになる。
出現座標は以下のように設定項で指定する。(&defで定義するよりも前に書く)
書式: &apepos=出現座標X,出現座標Y 例: &apepos=200,100 &def=1,300,300,6,note.bmp (200,100)を出現座標として指定する。 以後&defで定義される区間移動のノートは、(200,100)の座標から真っ直ぐに進む。 &defで定義するよりも前に&apeposの指定が必要である。 &apepos項は、何度でも書く事が出来る。 出現座標はそのたびに変更される。 例: &apepos=200,100 &def=z,300,300,6,note.bmp &def=x,300,300,6,note.bmp &apepos=300,200 &def=c,300,300,6,note.bmp &def=v,300,300,6,note.bmp &def=b,300,300,6,note.bmp 「z」「x」のノートの出現座標は(200,100)であり、 「c」「v」「b」のノートの出現座標は(300,200)である。
方向5では、出現位置の時点では大きさが0倍で全く見えず、最終座標の時に1倍になるように徐々に拡大する。
その為、ノートの画像が小さい場合、見えるようになるのが遅いという事があり得る。
これを解決するには以下を設定する。
&zoomrate=0.9 または行命令で ZOOMRATE/0.9 拡大移動ノートの表示倍率を変更する。 1の時拡大しなくなるので、0.8~0.99くらいの範囲で設定する。 1よりも大きいと拡大してから縮小するような動きになる。
方向5、6のロングノートは特殊な形となる。以下のように設定できる。
方向5: &longang=太さ 方向5での三角形のロングノートの帯の太さを指定する。 デフォルトは5。大きくしすぎるとノートと帯が離れる。 方向6 &m6long=太さ 方向6での太い線のロングノートの太さを指定する。 デフォルトは20。
ノートの位置に合わせて画像の角度を変えるようにすることが出来る。
(下に移動しているなら下向き、右に移動しているなら右向きというように)
&m5roll=1 &m6roll=1 ノートの画像は、90度(6時の位置)に向かって移動する時に、そのままが使われる。
アニメーションノートとは、ノートが移動するのではなく、最大で10枚の画像を用意し、パラパラ漫画のように順に表示していく形式である。
(破裂エフェクトと同じ)
画像ファイルはファイルヘッダに従った名前である必要がある。
ファイルヘッダが「hed」である場合、
hed0.bmp ←0.05秒表示 hed1.bmp ←0.05秒表示 hed2.bmp ←0.05秒表示 hed3.bmp ←0.05秒表示 hed4.bmp ←0.05秒表示 hed5.bmp ←0.05秒表示 hed6.bmp ←0.05秒表示 hed7.bmp ←0.05秒表示 hed8.bmp ←0.05秒表示 hed9.bmp ←0.05秒表示 という名前の画像ファイルを準備する。 画像の大きさは揃えること。 これらのうち0番と9番のファイルは必要だが、それ以外は無くてもよい。 欠番の部分は、表示が変化しないという意味になる。
これらの規則に従ったファイルを準備し、まずアニメーションノート番号に登録する。
&animenote=(アニメーションノート番号),(ファイルヘッダ)アニメーションノート番号は、ファイルヘッダによりまとまった1セットの画像につけられる番号である。
1から順に使うこと。
例: &animenote=1,hedhed0.bmp、hed1.bmp…という名前の10個の画像ファイルを、アニメーション番号1として登録する。
登録したアニメーションノート番号を&defで定義する。
アニメーションノートを使う場合の&defの記述: &def=(ノート文字),(X座標),(Y座標),9,(アニメーションノート番号) 例: &def=z,100,100,9,1 ノート文字「z」に、アニメーションノート1を定義する。
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これらは、画面上に仮想円(見えない円)を描き、その円周上を動くノートである。
18は普通の楕円、20ではスーパー楕円の軌道で移動する。
まず、仮想円の位置と、ノートがどこからどこまで動くのかを&arcset項で設定する。
記述: &arcset=(仮想円の中心X),(中心Y),(仮想円の半径X),(仮想円の半径Y),(開始角度),(終了角度)開始角度と終了角度とは、ノートがどの位置から現れてどの位置まで動くかを角度で表した数である。
角度は、真右(3時の方向)を0度として右回りに数え、1周は360度である。
例えば、3時の方向から6時の方向まで動くのであれば、「0」度から「90」度。
3時の方向から左回りに9時の方向まで動くのであれば、「0」度から「-180」度
のように指定する。
開始角度と終了角度の差は900以下でなければならない。
例: &arcset=256,192,100,100,-90,90
&arcset項を書くと、以降の&defで定義された円周ノートはこの動きになる。
記述: &def=(ノート文字),(なし),(なし),18,(ファイル名) (方向20の時は18を20に) 2番目と3番目の数は本来座標指定だがこの場合は意味がないので、 何も書かなくても良いし、何かを書いても無視される。 例: &def=z,,,18,note.bmp
&arcset項は何度でも書けるので、別の軌道のノートを作りたい場合は新たに&arcset項を書き、そこからまた&defで定義していけばよい。
方向18,20で設定出来る項目は以下である。
円周ノートでのロングノートは帯ではなく玉がノートを追いかける形になる。 この玉の大きさを変える場合は、以下を設定項に記述する。 &m18size=30 &m20size=30 デフォルトは30である。
その玉を表示する間隔はその円の10度ごとであるが、それを変更するには以下を記述する。 &m18inter=10 &m20inter=10 デフォルトは10である。
これらは譜面データの中に命令行として書く事も出来る。 M18SIZE/30 M20SIZE/30 M18INTER/10 M20INTER/10
方向20のスーパー楕円の形(ふくらみ方)を以下で指定する。 &m20pow=1.2 1.0の時ただの楕円で意味がなく、1.5くらいで完全に四角形になるのでその間で設定する。 デフォルトは1.2。
ノートの位置に合わせて画像の角度を変えるようにすることが出来る。 &m18roll=1 &m20roll=1 ノートの画像は、0度(3時の位置)にある時に、そのままが使われる。