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ノートを取った時の音(ショット音)を音声ファイルに混ぜた「ショット音源」を作成する事が出来る。
流モード、愛モード、光モードにはあらかじめテンプレートが用意されており、そのまま使用する事で機能を使う事が出来る。

この機能を使うには、フリーソフト Sound eXchange のインストールが必要になる。

Sound eXchangeのインストール

SoX - Sound eXchange | HomePage

にアクセスし、下の「Download」の欄にある「Sourceforge's File Release System」をクリック、
バージョン一覧が表示されるので「14.4.2」(または最新版)をクリック、
「〜win32.exe(インストーラー)」か「〜win32.zip(アーカイブ)」をクリックしてファイルを保存する。

インストーラーに従ってインストールするか、アーカイブを適当な場所に解凍する。
あとで「sox.exe」の場所を聞かれるので把握しておくこと。

作成方法
ある程度譜面を完成させて、一度再生する(再生が始まったら中止してよい)。

使用している音声ファイル(&bgmfile)は、wavファイルでなければならない。
また、44100Hz、16bit、モノラル の形式を推奨する。


[ショット音源作成ツール]を押す。

初めての場合、「sox.exe」がどこにあるのか聞かれるので、Sound eXchangeをインストールした場所からsox.exeを選んで開く。


ショット音源作成ツールが表示される。
作成にはまず設定ファイルが必要なので、[設定用ファイルを作成する]を押す。


テンプレート選択画面が表示される。
流、愛、光モードの場合は該当するものを選ぶ。
(テンプレートを使わない場合の説明は後述)

#carmvtr_shotsettingfile#
*ショット音源用設定ファイル*

書式:
&def= [ノート種別番号(カンマで区切って複数記述可)] / [チャンネル(1~5)] / [音声ファイル名] / [再生タイミング修正(秒)] / [音量修正(倍)]

テンプレートを使う場合は[全体音量]だけ必要に応じて変えて下さい
//--------------------------------------------------------------------------
全体音量:ショット音の音量を何倍にするか(1の時変わらない)
&volume=1

&def=201-216,225-231/1/$FILE1/-0.02/1
&def=217-224/2/$FILE2/-0.02/1
&def=171-172/3/$FILE3/-0.02/1
このような内容の「shotset.txt」が作成される。
テンプレートを使う場合は何もしなくてよい。


画面が戻るので、[ショット音源を作成する]を押すと、コマンドプロンプト(黒い画面)が現れて処理が始まる。
処理にかかる時間はノートの総数に比例し、かなり時間がかかる場合もあるので待つこと。
作成が終わるとダイアログが出る。
作られるショット音源ファイルは、&bgmfileに使用しているのが「maxburning.wav」であれば「maxburning(mix).wav」のようなファイル名になる。


[ショット音源があれば使う]にチェックが入っていれば、再生時、自動的にショット音源が使われる。
&bgmfileを書き換える必要はない。
譜面が変更されたら、ショット音源を作成する部分だけやり直すこと。


設定用ファイルshotset.txtの仕様
テンプレートを使わない場合は、以下の仕様に従ってshotset.txtを編集する。

&volume=(倍数)

全体音量。全てのショット音の音量を(倍数)倍する。
1の時変わらず、2なら2倍の音量になる。
実際には、各ショット音の音量も掛けられる。

例:
&volume=2

&def=(ノート種別番号) / (チャンネル) / (音声ファイル名) / (再生タイミング修正(秒)) / (音量修正(倍)) 各ショット音の定義。&volume行の後に必要なだけ書く。 ノート種別番号: ノート種別番号/ノート画像番号で示されている番号。 (注意、譜面ファイルでカスタムモードなど、&defで定義したノートは &defを書いた順に201,202,203…と順番に番号がつく) どのノートをショット音が鳴る対象にするかを指定する。 「1」「1-7」「1-7,8-9」のようにまとめて書く事が出来る。 チャンネル: どのチャンネルを使用するかを1~5の範囲で指定する。 チャンネルごとに同時1つの音しか鳴らす事が出来ない。 チャンネル1とチャンネル1の音が同時に鳴るようにしても1つしか鳴らない。 &defの1行ごとに別々のチャンネルを指定するようにするとよい。 音声ファイル名: ショット音のファイル名。 wavファイルであり、ファイルは譜面ファイルと同じ場所に置くこと。 「44100Hz、16bit、モノラル」の形式を強く推奨する。 「$FILE1」〜「$FILE4」と書くと、システムで用意されている音を使う事が出来る。 再生タイミング修正: ショット音を鳴らしても、音の波形によってわずかに遅れて聞こえる事がよくある。 再生するタイミングを早くする事でこのズレを修正する。 「-0.02」で0.02秒早く再生する。このくらいの値から微調整するとよい。 音量修正(倍): このショット音の音量だけを変更する。 1の時1倍で変わらず、2なら2倍になる。 例: &def=41-56/1/パン.wav/-0.02/1 指モードの全ノート(41〜56番)に対して、チャンネル1、ファイル名「パン.wav」のショット音を タイミング修正-0.02秒、音量修正1倍で鳴らす。

トラブルシューティング
・作成したショット音源の音がおかしい、ピッチがおかしい、遅くなってる/速くなってる
→ツールの下にある「サンプリングレート」「ビットレート」「チャンネル」の欄に、使用している音声ファイルの情報を正しく設定する。

→それでもおかしくなる場合は、音声ファイルを「44100Hz、16bit、モノラル」に変換する。

→それでもおかしくなる場合は、「ショット音源を合成しない」にチェックを入れる。
 この場合、作成されるショット音のファイルは「maxburning(shot).wav」のようなファイル名になる。
 動画のエンコード時、音声ファイルとこのショット音のファイルの2つを入れなければならない事に注意。

・音声ファイルに対して、ショット音の音が小さい
→shotset.txtを開き、「&volume=1」の行の1を2にすると2倍の音量になる。