命令行(行データ)とは、&seq行以降に書くことが出来る命令である。
1行に1つの命令行を書くことが出来る。また、命令行を書いても時間は進まない。
基本的に全て半角大文字であり、全角半角を区別することに注意。
基本命令 特定のモード用の機能 画像、ピクチャー関連の機能 テキスト関連の機能 その他の機能
コメント行 /(コメント)行頭に「/」がある行はコメント行であり、無視される。
現在時間の変更 B/(時間(秒))現在時間を変更する。
例:
B/1.5
次の小節は1.5秒の地点から始まる。 小節時間の設定 #BPM/(BPM) または #BPM/(BPM)/(拍数) または #(時間(秒))小節時間(1小節が何秒あるか)を設定する。
正確なBPMがわかっている場合はそれを書く。
1小節が4拍(4拍子)でない場合は、さらに拍数を書く。
BPMが分からない場合は、自力で時間を計測し、秒で書く。
例:
#BPM/150
→BPM150の4拍子
#BPM/150/3
→BPM150の3拍子
#1.33333
→1小節は1.33333秒
譜面速度の変更 C/(譜面速度)譜面速度(ノートが移動する速さ)を変更する。
現在のグループにのみ有効である。
1小節戻る BACK または BACK,(戻る小節数)時間を1小節だけ戻す。
z,,,, BACK x,,,, この例では、zとxは同時になる。 z,,z,, BACK ,x,,x, この例では「z,x,z,x,」と同じ意味になる。
さらに数字を書き足すことで、何小節戻るかを指定することも出来る。
BACK,3 3小節戻る。 時間の記憶/復元 @S @L または @S,(記憶番号) @L,(記憶番号)@Sは、その時点での時間を記憶する。
@Lは、記憶した時間に戻る。
@S z,,, @L x,,, @L c,,, この例では、zとxとcは同時になる。
複数の時間を記録しておくことも出来る。
0~100の記憶番号が用意されており、何も指定しなければ0番を使うのと同じ意味になる。
@S,3 現在の時間を3番に記憶する。 @L,3 3番に記憶した時間に移動する。 グループ変更 G/(グループ)グループを変更する。
グループ番号は0~9の範囲。
拍データに書く時は大カッコで囲い、
[G/1]z,x,c,v,
のように記述する。 情報表示を変更 INFO/(0か1)0で情報表示(コンボ数、得点、BPM)を全て消す。
1で表示する。
指モード:パネル変更 P/(パネル番号)パネル画像を変更する。パネル画像読み込みの項を参照。
反射モード:横/縦移動量設定 RX/(X移動量) RY/(Y移動量)ノートの横/縦移動量(移動速度)はノートごとにランダムに決められるが、その乱数が取りうる最大値を指定する。
1~3くらいが標準、0だと変化しない。
RX/0の時はまっすぐ真下に移動する。
反射モード:乱数固定/固定解除 RH/1 または RH/0RH/1 を書くとRXとRYの乱数を固定し、同じ所に来るノートは同じ軌道で落ちてくる。
チェインのように数珠繋ぎに移動するノートを表現出来る。
RH/0 で固定を解除する。
反射モード(全てのモードで使用可):ラインの色変更 LINECOLOR/RRGGBBライン(ノートとノートを繋ぐ線)の色を変更する。
竜巻モード(全てのモードで使用可):回転時間設定 ROLLTIME/(時間)「回左」等のノートで画面を回転する時、回転するのにかかる時間を設定する。
時間は「1小節の何倍の時間か」という数であり、2ならば2小節ぶんの時間となる。
デフォルトは1。
竜巻モード:自動傾きの無効化 SLOPE/0 または SLOPE/1「竜巻モードでビームの状態に合わせて画面を傾ける」にチェックを入れていると自動的に画面が傾くが、その自動的な傾きを一時的に無効にする。
0の時無効にし、1の時再び有効にする。
拍データに書く時は大カッコで囲い、
[SLOPE/0]z,x,c,v,
のように記述する。
詳しくは画像表示説明を参照。
ピクチャーの初期化(消去し、不透明度・サイズ・角度を初期化) PCLR/深度 ピクチャーの座標変更 PPOS/深度,X座標,Y座標 ピクチャーの移動 PMOVE/深度,開始X座標,開始Y座標,終了X座標,終了Y座標,時間,事後処理 ピクチャーの不透明度変更 PALP/深度,不透明度 ピクチャーの不透明度変化 PALPS/深度,開始時の値,終了時の値,時間,事後処理 ピクチャーのサイズ変更 PSIZE/深度,サイズ ピクチャーのサイズ変化 PSIZES/深度,開始時の値,終了時の値,時間,事後処理 ピクチャーの角度変更 PANG/深度,角度 ピクチャーの角度変化 PANGS/深度,開始時の値,終了時の値,時間,事後処理 ピクチャーのジャンプ PJUMP/深度,ジャンプする高さ,時間,L 最後にLを書くと永遠にジャンプを続ける ピクチャーのジャンプの強制終了 PJEND/深度 ピクチャーのジャンプの終了 PJEND/深度 今のジャンプが終わったらジャンプを終了する フロントピクチャーの変更 FPIC/番号
いずれも、拍データに書く時は大カッコで囲い、
[PPOS/1/100,100]z,x,c,v,
のように記述する。
詳しくはテキスト説明を参照。
テキストの表示 TX/表示する文字 「\」で改行、「\\」で\の記号、1文字目に「+」で追記テキストの切り替え TXSEL/深度 以後、指定した深度のテキストを扱う テキストの座標指定 TXPOS/X座標,Y座標 テキストのフォント指定 TXFONT/"フォント名" テキストのサイズ指定 TXSIZE/サイズ テキストのスタイル値(修飾)指定 TXSTYLE/スタイル値 太字(1)、斜体(2)、下線(4)の合計値 テキストの色指定 TXCOLOR/$RRGGBB テキストの流し表示の開始 TXSPD/速さ 1文字表示するのに何秒かかるかを書く。0で無効。
拍データに書く時は大カッコで囲い、
[TX/文字ですよー]z,x,c,v,
のように記述する。
テキスト関連では「TX/」以外の命令行は拍データとして書くことは出来ない。
ノート情報無視 開始; IGN/1 /* <--- (どれも同じ意味) 終了 IGN/0 */ ---> (どれも同じ意味)開始の記述から終了の記述までの間、ノートの記述を無視する。
この例では、xのノートが全て無視される。ノートは無視されるが、時間は正しく進行し、ノート以外の画像などは正しく処理される。
z,z,z,z, IGN/1 x,x,x,x, x,x,x,x, IGN/0 c,c,c,c,
ノートが極端に多くなると処理時間に影響するようになる為、完成した部分を除いておくことが出来る。 ノート文字変更 STRCNG/(変更するノート文字)/(新しいノート文字)/「z」「x」などのノート文字をこの時点から変更する。
例:
STRCNG/z/x/
こうした場合、ノート文字が「z」である全てのノートのノート文字が「x」に変更される。
その結果、ノート文字「x」のノートが複数出来た場合、また別々にする事は出来ないので注意。
画面の角度変更 DANG/角度 DANGS/開始時の角度,終了時の角度,時間,事後処理画面全体の角度を変更、または変化させる。角度は30であれば右回りに30度傾く。
その他はピクチャーの変化と同じである。
拍データに書く時は大カッコで囲い、
[DANG/30]z,x,c,v,
のように記述する。 画面変形 FORM/左上X座標,左上Y座標,右上X座標,右上Y座標 ,右下X座標,右下Y座標,左下X座標,左下Y座標 または FORM/画面を変形させる。
画面を構成する4つの点の座標を指定する。
左上、右上、右下、左下、の順番である事に注意。
例: FORM/100,0,400,0,500,400,0,400 左上(100,0)右上(400,0)右下(500,400)左下(0,400)の四角形の形に 画面全体を変形させる。
「FORM/」だけを書くと、変形をしていない状態に戻す。