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概要
命令行:時間の設定(開始時間)
命令行:時間の設定(小節時間)
データ行
ここまでのまとめ

命令行一覧
未整理の機能

ノート文字一覧
寺モード  丸モード  足モード  打モード  指モード  鼓モード  全部モード
弦モード  反射モード  竜巻モード(竜巻モードのカスタマイズ)  愛モード  流モード  光モード 
特殊なノート(ロングノート等) 

概要
譜面データとは、譜面ファイルの最後に記述し、譜面の内容を表す最も重要な部分である。
例は以下のようになる。

&seq=       譜面データの最初にはこの行が必要
B/2.5       [命令行] 現在の時間を2.5秒の地点に設定
#BPM/160    [命令行] 1小節の時間をBPM160相当に設定
z,z,z,z,    [データ行]
xc,xc,xc,xc,
v,v,v,v,v,v,v,v,
終,

譜面データは1行に何かを書き、改行することを基本とし、それを必要なだけ書いていく。
書いた順に実行される。
空行や、正しく解釈出来なかった行は無視される。

書く内容は命令行データ行に大別される。
命令行にて、時間の変更など、様々な設定を行い、
データ行にて、実際にノートの内容を記述していく。

命令行:時間の設定:開始時間
設定において最も重要なのが、時間の設定である。
通常の使い方において、伴奏となる音声ファイル(wav/mp3ファイル)を流しながらノートを表示させるが、ノートを正しく表示させるためには、
・ノートの表示を開始する位置(1小節目の始まりの時間)(開始時間)
・1小節の長さ(小節時間)
の2つの時間が必要になる。


1小節の長さについては、正しいBPMが分かっていればそれを指定すれば良いが、開始時間は手動で調べる必要がある。
ここでは2種類のツールを使った方法を紹介する。

mp3DirectCutを使った方法
[LINK→] ダウンロード
(Version and Download→Download mp3DirectCutの下のmpex.net…と並んでる所のどれかをクリックするとダウンロード。インストールして起動後言語を選ぶように言われるのでLanguageをJapaneseに)
(推奨設定
・[設定]-[詳細設定]-[操作]-[マウス選択方法]で上側をチェック
・[設定]-[ミリ秒の表示]にチェック)



CTRL+A で「全て選択」する。



[開始位置]の点で音が鳴るとするならば、
[開始位置まで再生]ボタンの再生では音はせず、
[開始位置から再生]ボタンの再生では音がするはずである。

そこで、予測される地点よりもやや右に開始位置を作る。
[1][2]キーで少しずつ開始位置を左に戻しながら、ギリギリ[開始位置まで再生]で音が聞こえなくなる点を探していく。

位置が確定できたら、下の[選択部]の左側の数字が、求める秒数である。

Audacityを使った方法
[LINK→] ダウンロード


調べるファイルを開き、右上の拡大ボタンを7~8回押し、波形がよく見えるようにする。


音が鳴り始めているっぽい部分をクリックして選択する。
左上の再生ボタンを押して確かめる。


左下のCursorと書いてある所の秒数が、求める時間である。
この例では「1.038806秒」

開始時間が測定出来たら、それを譜面データに以下の書式で記述する。
書式
B/(時間(秒))


B/1.038806

命令行:時間の設定:小節時間
小節時間とは、1小節が何秒あるかという数である。
正しいBPMが分かっていれば、それをそのまま記述すればよい。

1小節が4拍(4分音符×4)の場合はこれで良いが、そうでない場合は、さらに4分音符がいくつあるかという数を書き加える。

譜面データに以下の書式で記述する。
書式
4拍の場合
#BPM/(BPMの値)

4拍でない場合
#BPM/(BPMの値)/(4分音符の数)


BPM160であり、1小節が4拍の場合
#BPM/160

BPM400であり、1小節が3拍の場合
#BPM/400/3

いずれも小数が使える
#BPM/120.5/3.5

正しいBPMが分からない場合や、BPMを信じてみたもののズレが酷い(そのBPMは間違っている)場合は、前に挙げた方法で自力で1小節の時間を計測し、BPMではなく秒で指定する。
書式
#(1小節の長さ(秒))

例(BPM180相当の場合)
#1.333333332
計測する場合は、なるべく長い範囲を測ること。
(2小節の長さを測って2で割るよりも、60小節の長さを測って60で割るほうが遥かに信頼出来るため)

以下のような記述も出来る。
#2
z,z,z,z,
#*1.5
x,x,x,x,

「#*n」は、その時点での小節時間をn倍するという意味である。
ここでは小節時間「2」を「1.5」倍しているので、「3」に変更している。

データ行
データ行では、実際にノートを並べていく。
先に挙げた
z,z,z,z,
xc,xc,xc,xc,
v,v,v,v,v,v,v,v,
この例は、実際では

このようになる。

全てのノートの種類には、対応する「ノート文字」が決められており、
この寺モードでは、
スクラッチ1キー2キー3キー4キーー 5キー6キー7キー
a
z
s
x
d
c
f
v
このように定義されている。
このノート文字を書き連ねていくのが基本となる。



データ行では、1行に、1小節ぶんのデータを書く
z,z,z,z,
この1行が、1小節ぶんのデータとなる。
小節は好きな数で等分することが出来、半角カンマ「,」の数によってそれを示す。
1小節を4等分する場合

●,●,●,●,

カンマが4つなので4等分である。最後のカンマの右には何も書かない。
●の部分にノート文字を書く。その部分に無ければ何も書かない。

●の部分のことを1拍と呼ぶ。
同じタイミングで複数のノートが来る時は、それらを全て書く。
1小節にノートが全くない場合は、その行に「,」とだけ書く。

z,z,z,z,
この例では、この小節は4分割であり、1拍は4分音符1つの長さになる。
ノート文字「z」で示される「1キー」が4つ連続で出てくることになる。



1拍を、さらに分割することも出来る。

このようなリズムを再現するには、最小単位となる16分音符を1拍とし、
z,,,,z,,,,z,,,,c,c,c,c,
と書いてもよいが、
半角パイプ「|」(SHIFT+Backspaceキーの左)で区切ることで、1拍をさらに等分することも出来る。
z,z,z,c|c|c|c,
パイプが3つなので4分割となる。

ここまでのまとめ
以上を踏まえて、先の例を振り返る。
&seq=       譜面データの最初にはこの行が必要
B/2.5       [命令行] 現在の時間を2.5秒の地点に設定
#BPM/160    [命令行] 1小節の時間をBPM160相当に設定
z,z,z,z,    [データ行]
xc,xc,xc,xc,
v,v,v,v,v,v,v,v,
終,         「終」はここで終わるという意味のノート

まず「&seq=」の行を書く事でここから譜面データが始まることを示し、
「B/〜」と「#BPM/〜」で時間を設定し、
以後データ行を書き連ねていき、
全て終わったら「終,」という行を書いて終わりの地点を示す。

以上で譜面データは完成である。


その他、使える命令行は以下に一覧がある。

命令行一覧

ノート文字一覧
縦に並んでいる文字は、その中のどれを使っても同じという意味である。
(carmbeatとの互換のために複数用意している)

寺モード  丸モード  足モード  打モード  指モード  鼓モード  全部モード
弦モード  反射モード  竜巻モード(竜巻モードのカスタマイズ)  愛モード  流モード  光モード 
特殊なノート(ロングノート等) 

&mode=1 寺モード
7キースクラッチ
z s x d c f v
q w e r t y u
a
g
i

&mode=2 丸モード
9キー
z s x d c f v g b

&mode=3 足モード
左上←↓↑→右上
7
4 2 8 6
9

&mode=4 打モード
ハイハットスネアバスハイタムロータムシンバル
a
h
s
j
x
m
d
k
f
l
g
;(セミコロン)
&mode=7 打モードXG
左シンバルハイハット左バススネアハイタム右バスロータムフロアタム右シンバル
a
s
x
d
f
v
g
h
j

&mode=5 指モード
  1  
  2  
  3  
  4  
  q  
  w  
  e  
  r  
  a  
  s  
  d  
  f  
  z  
  x  
  c  
  v  

パネル(マーカー)画像読み込みと変更
パネル(マーカー)の画像を、自分で用意した画像にする事が出来る。
画像は 80x80 のbmp/jpgで用意し(画像の大きさに制限はない)、以下を設定項に記述する。
&panelfile=(パネルファイル名)
R=0 G=0 B=0 である部分は透過される。

パネルの画像を複数用意して、任意に切り替えていくことも出来る。
上記のかわりに以下を必要なだけ記述する。
&panelfiles=(パネルファイル名1)
&panelfiles=(パネルファイル名2)
&panelfiles=(パネルファイル名3)
 :
 :
このように、必要なだけパネルファイル名を書いていく。
書いた順に、「1番パネル」「2番パネル」…と番号がつく。

譜面データ(&seq=)において、
P/2
という行を書くと、そのタイミングでパネル画像が切り替わる。この例では2番パネルに切り替わる。

また、拍データに書く事も出来る。半角カッコでパネルの番号を囲い、あたかもノートのように記述する。
z,x,(2)c,v,
この例では、cと同じタイミングで2番パネルに切り替える。
1拍でパネル変更を2回行う事は出来ない。

例:
&panelfiles=star.bmp
&panelfiles=moon.bmp
&panelfiles=sun.bmp
「star.bmp」を1番パネル、
「moon.bmp」を2番パネル、
「sun.bmp」を3番パネルとして登録した。

&seq 項にて、
P/3
と書くと、この部分から3番パネルに切り替わる。

連想文字列を用いたパネル指定

多くの読み込みパネルを扱う際に数字による指定が煩雑であれば、数ではなく文字でパネルの指定をする事が出来る。
そのパネルを示す文字の事を連想文字列と呼ぶ。

パネルのファイル名を指定する際、半角カンマで区切って連想文字列を書いておく。
&panelfiles=(パネルファイル名1),(連想文字列1)
&panelfiles=(パネルファイル名2),(連想文字列2)
&panelfiles=(パネルファイル名3),(連想文字列3)
 :
 :

連想文字列は、文字であれば何でも良い。ただし指定する際には完全一致である必要があるので、同じ連想文字列を複数のパネルに指定したり、余計なスペースが含まれないように注意する。
連想文字列を指定しなかったパネルは、従来通り番号が設定されている。

実際にパネルの変更をする時は、数字の代わりに連想文字列を書けばよい。
例:
&panelfiles=star.bmp,
&panelfiles=moon.bmp,
&panelfiles=sun.bmp,太陽
「star.bmp」を連想文字列「星」、
「moon.bmp」を連想文字列「月」、
「sun.bmp」を連想文字列「太陽」として登録した。

&seq 項にて、
P/太陽
と書くと、この部分からsun.bmpに切り替わる。

z,x,(太陽)c,v,
と書くと、cの部分からsun.bmpに切り替わる。

カスタムモードでもこれらの機能を使う事が出来る(ver1.42)

&panelfilesなどのパネル画像ファイルの指定を1回でも行うと、ノートの進行方向が「拡大」であるノート全てについて、ノートの画像は指定されたパネル画像が使われ、ノートの定義で指定された画像は使われなくなる。
最初の拡大するノートの前に、まずパネル画像の変更を行うこと。

以下のように記述する事も出来る。
書くファイルが多くなった時煩雑になるので廃止されたが、互換のため機能は残っている。

&panelfileset=(パネルファイル名1),(パネルファイル名2),(パネルファイル名3)

&mode=6 鼓モード
ドンカツ大ドン大カツ
1
2
3
4

&mode=9 全部モード
寺モード
左から q w e r t y u
i=左皿 o=右皿
丸モード
左から z s x d c f v g b
足モード
4=← 2=↓ 8=↑ 6=→ 7=左上 9=右上
打モード
左から h j m k l ;(セミコロン)
指モード ここだけ全角文字
鼓モード ここだけ半角大文字
Z=ドン X=カツ C=大ドン V=大カツ

&mode=11 弦モード
OPEN
z
x
c
a

&mode=12 弦モードXG
OPEN
z
x
c
v
b
a

&mode=13 反射モード
赤(着地点)赤のランダム緑(着地点)
1 2 3 4 5 6 7 8 9
0
q w e r t y u i o
z               x
ランダムは、1~9のどれかに自動的に決められる。実行するたびに結果が変わる。
「00」と書いてもランダムが2つにはならないので、複数のノートが同時に来る場合にはランダムは使わないこと。


緑は、2TOPであれば、使うのはq(z)とo(x)になる。
3TOPであれば、q(z)、t、o(x)になる。
それ以外にも上図のように9箇所に対応している。

反射モードではさらに、譜面データ(&seq)にてノートが落ちてくる方向の幅を指定する事が出来る。
譜面データの行データとして、以下を記述すること。
RX/1

RXの指定は、ノートの横方向の変化を示す。初期値は1.0である。
0の時、必ずまっすぐ真下に落ちてくる。
0よりも大きい時(小数可)、数が大きいほど、横方向への変化が大きくなる。
実際の変化はノートごとにランダムに決められる。


RY/1 RYの指定は、ノートの縦方向の移動量を示す。初期値は0である。 0の時、縦方向の移動量の修正は行われない。全てのボールは同じ速度で落ちてくる。 0よりも大きい時(小数可)、数が大きいほど、落ちる速度の変化が大きくなる。 実際の変化はノートごとにランダムに決められる。 RYを0以外にすると、ロングノートにした場合の帯の表示がおかしくなる。 例: RX/1.5 RY/2 1,2,3,4, 5,6,7,8, z,x,z,x, ノートのデータを書き始める前に、RXに1.5、RYに2を指定する。
RH/1 「RH/1」と指定すると、乱数を固定する事が出来る。 通常、ノートは1つ1つ別々の移動方向がランダムに決定されるが、 乱数を固定すると、同じ位置に落ちてくるノートは全て同じ道筋で落ちてくる。 チェインオブジェクトの表現に使うことが出来る。
RH/0 乱数の固定を解除する。


緑のノートは自動的にくるくる回るが、回らなくすることも出来る。
設定項として以下を書くこと。
&norolling=1

ノートは必ず長方形の範囲の中にあり、その中を跳ね回る。

この、ノートが存在する「有効範囲」の位置を変更する事ができる。

設定項として以下を書くこと。
&rb_field=(範囲の左端のX座標),(範囲の幅)

例えば範囲の左端のX座標が100、右端が410、であれば
&rb_field=100,310
となる。2つ目の数字はX座標ではなく「幅」である事に注意。
なおこれはデフォルトの値である。

&mode=14 竜巻モード
ショートオブジェクトロングオブジェクト青ビーム赤ビーム振動回転透明
z x c v
a s
左から 1 2 3 4 5
左から 6 7 8 9 0
揺左 揺右
回左 回右
q
ショートオブジェクトとロングオブジェクト(短)は、通常のノートの扱いと同じである。

長押しするノートにする場合は、ロングノートとして使用する。
ショートオブジェクト/ロングオブジェクト それぞれロングノートにすることが可能。
例えば、ショートオブジェクト「z」をロングノートにする場合は、「z!」で開始し、「z」で終了する。



ビームは、特殊な扱いになっている。
青、赤それぞれ5つの横座標を持ち、一番左端が「1」(赤の場合は6)、右端が「5」、中央が「3」となる。
これらをノートとして置くだけでは何も表示されないが、
このビームのノートを2つ置くと、それらを直線状のビームで結ぶ。
この場合の記述

1,,,,
5,,,,


自動的にビームは次々と結ばれていくので、一旦切りたい場合は、ノートの直後に「.」(半角ピリオド)を書く。
「1.」ならば、「1の位置にビームを設置するが、ここから次のビームに結ばない」という意味になる。
この場合の記述:
1,5,2,4,
1,,,,
この場合の記述:
1,5,2.,4,
1,,,,

真横に伸びるビームを表現するには、2つの方法がある。

(1)ノート文字の直後に「<」か「>」をつける
「5<」であれば、5の位置までビームを結び、そこから左へ直角に曲がり、中断する
なお、「5<」「1>」以外の記述をすると不自然になる。
この場合の記述:
1,,,,
5<,,,,

(2)同じ拍にノート文字を2つ並べて「_」(アンダーバー)で繋ぐ
「1_5」であれば、1(左端)から5(右端)まで真横に伸びる。
「4_2」であれば、4から2への意味になる。
(1)の方法と違い、中断しない
中断したい場合、たとえば真横に伸びて、さらにそこで中断する場合は最後に「.」をつけて「1_5.」とする。
この場合の記述:
1,,,,
1_5,,,,
5,,,

この場合の記述:
1,,,,
1_5,,,,
5_2,,,,
5,,,

青ビームと赤ビームの結び方は別々に解釈される。
混ぜて書いても問題ない。
この場合の記述:
10,,,,
56,,,,

青は1から5へ、赤は0から6へ

ビームは青赤それぞれ同時に20本まで表示されるが、直角ビームは1つで3本ぶん消費するなど、見た目以上に消費される場合がある。
ビームが途中から表示されて気になる場合は、表示数を増やすこともできる。
以下の設定項を書くこと。
&beamshow=30

これで、1画面に30本まで表示されるようになる



画面を左右に揺らす演出が出来る。
ノート文字として「揺左」「揺右」を書く。
1,,,,
5<揺左,,,,

ビームが左に直角に曲がったと同時に画面を左に揺らす



画面を1回転させる演出が出来る。
ノート文字として「回左」「回右」を書く。
回転に要する時間はちょうど1小節である。
この時間は「ROLLTIME/n」行で変更することが出来る。nは「回転に要する時間は1小節の時間の何倍か」である。
1,,,,
5<回右,,,,

ビームが左に直角に曲がったと同時に画面を右回りに1回転する

ROLLTIME/2
1,,,,
5<回右,,,,

1回転に要する時間を2小節にする。


その他、色々なカスタマイズが出来る。
竜巻モードのカスタマイズ


&mode=15 愛モード
9枠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 z s x d c f v g b

1とzは同じ意味である。どちらを使ってもよい。
同じ時間に複数のノートがある場合、自動的に同時押し用のノートに変更される。

&mode=16 流モード

使用するノート文字は以下である。

通常ノート
wer
s f
xcv
スラッシュノート
WER
S F
XCV
リップルノート
q t
adg
z b
同時に複数のノートがある時、通常ノートは自動的に黄色のノートに変わる。

スライドノート(ストリーム)は特別な記述となる。


このように画面を9分割し、スライドが「どこ」から「どこ」まで通るかを記述する。
これはノート文字と同じように書く。
記述:
[S/(開始位置),(終了位置),(長さ)]

長さとは、1つのスライドが1小節の何倍の時間をかけて動くかを
小節単位で記述する。
1ならぱ1小節の長さと同じであり、0.5なら1小節の半分かかる。

例:
[S/1,3,0.5]w,,,,

ノート「w」と同時に、左下から右下へ通るスライドを発生させる。
スライドの長さは0.5小節ぶん。

スライドの長さは、STRTIME行で指定する事も出来る。
長さの記述を省略した場合、こちらの指定が使われる。
記述(行命令):
STRTIME/(時間)

例:
STRTIME/0.5
[S/1,9],,,,

スライドの長さを0.5小節にしてから、
スライドを始める。長さの記述は省略する。


スライドの最初の1つは紫の三角が縮小表示され、それ以外は水色の三角が並ぶ。
これを、あえて最初の1つも水色の三角にする事も出来る。
記述:
[S@/(開始位置),(終了位置),(長さ)]

「S/」のかわりに「S@/」と書くことで全てが水色の三角になる。
スライドが終わる時に次のスライドをこれで繋げることで、
途中で曲がった1つのスライドのような表現ができる。

例:
[S/1,3,1],,,,
[S@/3,9,1],,,,

1から3へのスライドが終わったと同時に
3から9へのスライドを繋げる。

スライドに使える座標は9つだけではなく、直接座標を指定することも出来る。
直線の記述:
[S/(開始座標X),(開始座標Y),(終了座標X),(終了座標Y),(長さ)]

例:
[S/100,100,400,300,0.5],,,,

(100,100)から(400,300)へ、長さ0.5小節のスライドを発生させる。

円周移動(曲線)の記述:
[S/(円の中心X),(円の中心Y),(半径X),(半径Y),(開始角度)(終了角度),(長さ)]

例:
[S/200,200,100,50,0,180,0.5],,,,

中心(200,200)、半径X100Y50の横長の円周上の、
0度から180度(真右から下を通って真左へ)に移動する、長さ0.5小節のスライドを発生させる。


&mode=17,18 光モード

17はノートがまっすぐ移動し、18は放物線を描いて移動する。
この点以外は全て同じであり、使い方も共通である。

使用するノート文字は以下である。
大文字で記述すると、まっすぐ落下ではなく、離れたX座標から落ちてくる。
通常ノート
 z x c v b
(Z X C V B)
左フリック
 q w e r t
(Q W E R T)
右フリック
 a s d f g
(A S D F G)

フリックを連続して書くと、
「手前のフリックから見て次のフリック(時間は関係なくノートを書いた順で見る)の方向が合っている(「←」の次はこれより左になければならない)」
「2つのフリックの時間の差が0.3秒以内である」
の条件を満たしていれば、自動的に線で繋がれ、スライドを表現する。


2つのスライドが左右に同時に現れるような場合は、別々に書く必要がある。
上の例のような事をしたい場合、普通は
at,wf,at,wf,at,
のように書くが、これだと左右のスライド間で線が混ざってしまう。
a,w,a,w,a,
BACK
t,f,t,f,t,
のように2つに分けて書くこと。

フリックが意図しないように繋がってしまった場合は、強制的に繋がないようにする事が出来る。
a,s,d,f,g,

これを、強制的に繋がないようにするには、ノート文字の直後に「*」を書く。

a,s,d,f*,g,

これで、dとfの間は繋がらないようになる。
dとfを繋がらないようにしたい場合、*をつけるのは後のfである。

連続したフリックを簡単に書く方法がある。
ノート文字として以下を記述する事。
[DS/開始位置,終了位置,所要時間]

位置を左から1,2,3,4,5と定義し、一直線のスライドを書く。
所要時間は1小節の時間の何倍かという数である。
0.1など、適当に小さな数にしておくとよい。

例:
[DS/5,1,0.25]
5(右端)から1(左端)へ、0.25小節ぶんの時間でスライドを書く。


この形式で書いたフリックはまっすぐ落下するが、 全てのフリックを遠くから落ちてくるように出来る。 所要時間のあとに「,1」を追加する。 例: [DS/5,1,0.25] これを [DS/5,1,0.25,1] と書くと遠くから落ちてくる。

フリックが繋がる条件は「0.3秒以内」だが、これを変更する事も出来る。
設定項に以下を記述すること。
&sltime=0.3

同時押しを繋ぐ線、フリックを繋ぐ線の色と太さを変える事が出来る。
設定項に以下を記述すること。
同時押し用:色の変更
&linecolor_same=FFFFFF

同時押し用:太さの変更
&linewidth_same=5

フリック用:色の変更
&linecolor_ds=FFFF00

フリック用:太さの変更
&linewidth_ds=10

特殊なノート
ノート文字の直後に「!」


または

ノート文字の直後に「!(長さ)」
ロングノート。
ノート文字の直後に「!」と書く事で、ロングノートを開始する。
同種のノートが次に来た時がロングノートの終わりになる。
(「z!」でzロングノートの開始。次に「z」が来るまで続く)

「!」に続けてさらに「(長さ)」と書くと、ロングノートの長さをここで指定出来る。ロングノートの終わりの部分にノートを置く必要がなくなる。
長さとは、1小節の時間の何倍かという数である。0.5なら1小節の半分の長さになる。
z!(0.5),

zのロングノートを長さ0.5小節で開始する。
@

譜面停止命令。
@のある拍の間、画面上のノートが停止する。
停止するのは、そのグループだけである。
@のある拍にノートもある場合、そのノートを取った瞬間から止まることになる。
@を連続した拍に書いてもよい。その場合はまとめて停止する。
@のある拍の次の拍にはノートを置かないこと。
画面上にあるビームは停止に影響されない(表示だけの異常であり悪影響はない)
揺左 or *SKL
揺右 or *SKR
揺上 or *SKU
揺下 or *SKD
画面を上下左右に1回揺らす。
揺れの大きさは設定項「&shakeval=30」で変更
回左 or *ROL
回右 or *ROR
画面を左右に1回転させる。
回転に要する時間はちょうど1小節である。
この時間は「ROLLTIME/n」行で変更することが出来る。
nは「回転に要する時間は1小節の時間の何倍か」である。
ROLLTIME/2

1回転に要する時間を2小節にする。
始 or *START
この位置から再生を開始する。
終 or *END
この位置で終了する。
ノート座標の一時変更
{X座標,Y座標}(ノート文字)

例:
{200,100}z
このように、ノート文字の左に{〜}で囲って記述すると、このノートだけ、座標を変更する。
この例では、ノート文字「z」のノートを、ここだけ(200,100)に表示する。

合わせて、出現座標(&apepos)を変更する事も出来る。
{X座標,Y座標,出現X座標,出現Y座標}(ノート文字)

例:
{200,100,50,50}z

同じ拍に同じノート文字を2つ書いても無視される仕様により、
 {50,50}z{100,100}z,
のような記述は出来ない。
同じ動作をするノートをもう1種類作るなどで対応する。
ノート画像の一時変更
{(画像変更先のノート文字)}(ノート文字)

例:
{a}z
このように記述すると、このノートだけ、ノートの画像を変更する。
変更する先もノート文字で指定する。
この例では、ノート文字「z」のノートを、ここだけノート文字「a」の画像に変更する。

座標の変更とノート画像の変更は同時には使えない。